国語14 代表的なベンチマークを覚えよう

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国語14 代表的なベンチマークを覚えよう

おはこんばんちわ。
金リテ小校長の三旬歩です。

前回、投資信託の買い方について勉強しました。

今回は、投資信託の中でも、
ベンチマークとした指標と同程度の投資成果を
目標とするようなパッシブファンド
どんなものをベンチマークにしているのか、
そのベンチマークについて勉強したいと思います。

単に列挙しても
なかなか覚えられないと思いますので、
分野別に勉強したいと思います。

ただ、細かい計算方法などは
趣味の範囲かも知れませんので、
大体どの分野の指標なのかが
分かればいいような気もします

国内株式

国内株式、特に東京証券取引所をメインとした
上場株式についての指標です。
よく使われる指標は3つあります。

日経平均株価(日経225)
JPX日経インデックス400
TOPIX

日経平均株価(日経225)

これはよく、
経済ニュースなどで取り上げられる
一番有名な指標です。

東京証券取引所が選定した
225銘柄が対象となりますが、
計算方法は少し複雑です。

実は、
単純に225銘柄の株価を
平均したわけではありません
みなし額面に変換しなければならない
というルールがあります。

これは、株式を発行した当初、
額面が記載されていた株式を上場していた企業は、
その額面によって最初の株価が
大きく変わってしまうための措置です。

現在は額面がなくなった
無額面株式が取引されているため、
額面はないのですが、
全銘柄にみなし額面が設定されており、
大方はみなし額面50円と設定されています。

一方、
みなし額面が50円でない銘柄の株価は、
50円に換算された株価を算出してから
日経平均株価に反映されます。

例えば、みなし額面が100円の銘柄は、
株価を半分にした数字が日経平均株価に算入されます。

逆にみなし額面が10円の銘柄は、
株価の5倍の数字が算入されます。



さらに、複雑な計算がされます。

それは除数というシステムです。

これは日経平均株価への
選定銘柄が変更されるときに、
連続性を持たせるために
取り入れられているシステムですが、
除外された銘柄と新たに選定された銘柄の
株価の比率を取り、
それを除数として加えるということをします。

例えば
A社500円
B社100円
C社250円
から
A社500円
D社180円
C社250円
と変わった場合に

(500+100+250)÷3=283.33円を
そのまま180円に入れ替えると
(500+180+250)÷3=310円と
銘柄を入れ替えただけで平均株価の連続性が
途切れてしまうことに対処する方法で、

A+D+C社930円÷A+B+C社850円=1.094
という比率を出したところで、
3×1.094=3.282と除数を3ではなく、
その全体の比率によって変える仕組みです。

すると
(500+100+250)÷3=283.33円 から
(500+180+250)÷3.282=283.3円と
銘柄の入れ替えだけでは日経平均株価が
変わらないよう連続性を持たせるように
除数を調整するようになっています

現在の除数については
東京証券取引所のHPに記載されています。

単純な株価の平均ではないということです。


この指標をベンチマークとする投資信託は
たわらノーロード 日経225
iFree 日経225インデックス
ニッセイ日経平均インデックスファンド
などがあります。

JPX日経インデックス400

JPX日経インデックス400は、
東京証券取引所に上場している
3,400以上の銘柄から一定の基準を満たし、
かつ、
3年以内に注意喚起銘柄などとして
リストアップされていない銘柄から
上位400銘柄を選定して
算入されるものです。

実際には売買代金と時価総額が大きな順に
1000銘柄について一定の条件でスコアリングし、
上位400銘柄を算入しています。

日経平均株価(日経225)やTOPIXと違い、
東証一部だけでなく、二部やマザーズ、
JASDAQ上場銘柄も対象となり得ます


その算出方法は、
時価総額加重平均方式と呼ばれ、
浮動株についての時価総額を
選定銘柄全てで合算し、
それを2013年8月30日
時価総額で除すという形で算出されます。

この方式で算出される指標は
世界中でたくさんありますが、
さらに時価総額の大きい銘柄に影響されないよう、
時価総額の大きな銘柄は、
組入上限が時価総額合計の
1.5%と設定されています。

この指標をベンチマークとする投資信託は
ニッセイJPX日経400インデックスファンド
JPX日経インデックス400・オープン
などがあります。

TOPIX

TOPIXは東証株価指数のことで、
東証一部上場企業全ての時価総額が、
1968年1月4日の時価総額を100とした時に
どのくらいかを示したものです


1968年1月4日の時価総額は
23兆6321億円なので、
現在の時価総額を23兆6321億円で除し、
100を乗すると算出できます。

この3つの中では
一番簡単に算出できそうですね。

この指標をベンチマークとする投資信託は
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
たわらノーロードTOPIX
SMT TOPIXインデックス・オープン
などがあります。

国内債券

国内債券の一番有名な指数は、
NOMURA-BPI総合でしょうか。

NOMURAとは野村證券のこと、
BPIはBond Performance Indexのことです。

その他に
日興債券パフォーマンスインデックスなどがあります。

NOMURA-BPI総合

NOMURA-BPI総合指数には
以下の要件を満たす債券が算入されています。
国内で発行されているクーポン付き債券
残存額面10億円以上、残存期間1年以上
投資適格であること

この要件を満たす債券は、
現在国内に9,700銘柄あるそうです。

その9,700銘柄のインカムを考慮した
経過利子込時価総額過重型インデックスです。

細かい計算方法は・・・省略します(笑)


この指標をベンチマークとする投資信託は
たわらノーロード国内債券
eMAXIS Slim国内債券インデックス
などです。

海外株式

海外株式のベンチマークで有名なものは
NYダウ
S&P 500
NASDAQ
などでしょうか。
これらは海外株式というよりは
米国株式の指標です。

ただ、
これは米国の国内株式指標なので、
日本からすると海外株式の指標ということになります。

我々個人投資家には、
これらの指標ももちろん重要なことですが、
どちらかというと日本国内株式と
対になるような指標が欲しいところです。

そこで今回勉強するのは、
モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が
算出発表する指標を勉強します。

特に勉強したいのは、
日本を除く先進国株式・債券の指標、
および
新興国株式・債券の指標です。

これらを勉強することによって、
日本と海外とを網羅することで、
全世界的に投資することができるためです。

その指標の代表的なものは
MSCI Kokusai
MSCI Emerging Markets
の2つです。

日本を含めた先進国株式の指標は
MSCI World
全世界の株式の指標は
MSCI ACWI(all contry world index)
となります。

MSCIで算出される指数は、
原則として浮動株調整後時価総額加重平均です。
採用される株価は、その日の公式終値、
為替レートはWMロイター終値を使用するとされています。

指数の具体的な算出方法については
別記事でいつか解説します。

今回は、
どの指数がどんな分野を指しているのかを
勉強したいと思います

MSCI Kokusai(コクサイ)

先進国23ヵ国の1,652銘柄からなる指標から、
日本の319の銘柄を除いた指標となっています。
日本から海外株式として
日本以外の先進国に投資をする際の指標となります。

ベンチマークとして使用している有名どころの投資信託としては
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
ニッセイ外国株式インデックスファンド
たわらノーロード先進国株式
などがあります。

MSCI Emerging Markets(エマージング・マーケッツ)

新興国23ヵ国、832銘柄からなる指標です。
新興国には中国、インド、
韓国、ロシアなどが含まれます


新興国に投資をする際の指標となります。

ベンチマークとして使用している有名どころの投資信託としては
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
たわらノーロード新興国株式
インデックスファンド海外新興国
などがあります。

MSCI ACWI

先進国および新興国の合計46ヵ国、
2,484銘柄からなる指標です


MSCI ACWIをベンチマークとする
投資信託に投資すると、
全世界の株式市場に投資していることになります

が、実際には全世界ではなく、
フロンティア市場と呼ばれる、
新興国にも入らない市場への
投資は入っていません。

代表的なフロンティア市場は、
アルゼンチンやルーマニア、バーレーンなどの23ヵ国・地域
です。

MSCI ACWIをベンチマークとする有名どころの投資信託は
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
eMAXIS全世界株式インデックス
などです。

海外債券

海外債券については
FTSE Russel社が地域別、市場別に
債券のインデックスを発表しています。

代表的なものに
FTSE 世界国債インデックス
があります。

また、新興国債券でよく使われる指標として、
JP Morgan Securities LLCが公表している
JPモルガン・GBI-EM Global Diversified
JPモルガン・EMBI+
があります。

FTSE 世界国債インデックス

世界国債インデックスは、
投資格付けS&PでA以上
ムーディーズでA3以上で、
残余期間が1年以上、最低残余金額以上の
固定利付き国債を組み入れ、
時価総額をウェイトとして算出した指標です。

比較的デフォルトリスクの低い
国債のインデックスです。

この中には当然先進国の国債が多くなりますが、
新興国でも格付けの高い国債については
組み入れられています。

この指標をベンチマークとする有名どころの投資信託は
eMAXIS Slim先進国国債インデックス
たわらノーロード先進国債券インデックス
ニッセイ外国債券インデックスファンド
などです。

このように、
世界国債インデックスといっても
比較的格付けの高いものが
組み入れられている関係上、
先進国債券とうたっている投資信託がほとんどなのです。

JPモルガン・GBI-EM Global Diversified

J.P.Morgan Government Bond Index-Emerging Markets Global Diversifiedの略で、
通常GBI-EMと略されます。
新興国の現地通貨建て債券からなる指標となります。

組入国は、ブラジル、メキシコ、
インドネシア、ポーランド、南アフリカなど
19ヵ国です。

投資する際には、
現地通貨建てであるため、
現地通貨の為替リスクを負うことになります。

この指標をベンチマークとする投資信託は
eMAXIS新興国債券インデックス
インデックスファンド海外新興国債券
などです。

JPモルガン・EMBI+

J.P.Morgan Emerging Market Bond Index Plusで
通常EMBI+と略されます。
これは、米ドル建ての債券からなる指標です。

トルコを筆頭にアルゼンチン、メキシコ、
インドネシア、ロシアなど16ヵ国の
債券が組み入れられています。

この指標をベンチマークとする投資信託は、
eMAXIS 新興国債券インデックスファンド(為替ヘッジあり)
です。

リート指数

ここまでは、
株式と債券の代表的な指標を
勉強してきましたが、
不動産投資に対しても指標が公表されています。

代表的なものに、
東証REIT指数
S&P先進国REITインデックス
があります。

東証REIT指数

東京証券取引所に上場している
不動産投資信託(REIT)の
全銘柄を対象にした指数
で、
時価総額に応じた
組み入れ比率になるようにし、
東京証券取引所が算出公表している指数です。

この指数をベンチマークとする投資信託は、
J-REIT・リサーチ・オープン
野村J-REITファンド
などかなり多数あります。

S&P先進国REITインデックス

この指標はS&P社がもつ、
S&Pグローバル株価指数から
不動産投資信託(REIT)や
同様の銘柄を抽出して算出する指
標です。

上場する銘柄に関しては、
浮動株調整後時価総額で組入算出しています。

70%以上を米国が占めている状態で、
別にUS-REIT指数なども存在します。

この指数をベンチマークとする投資信託は、
たわらノーロード 先進国リート
eMAXIS 先進国リートインデックス
SMT グローバルREITインデックスオープン
などです。

まとめ

世の中には、もっともっと多数の
指標が算出・公表されていますが、
投資信託もしくはiDeCoでの運用を
メインに考えるのであれば、
これくらいの指標が分かっていれば
十分だと思います


一方、
アクティブファンドに関しては、
ベンチマークとする指標がないため、
構成銘柄や組入比率などを
詳細に確認する必要があると思いま
す。

次の授業は・・・

ここまで投資信託、
特にパッシブファンドがベンチマークとする
指数について勉強してきました。

次回の授業では、
投資信託を売るタイミングについて
勉強したいと思います。

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