【リバランス】iDeCoで運用益を出す極意

遠足
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おはこんばんちわ。
金リテ小校長の三旬歩です。

今回は、
iDeCoで運用益を出す極意である
リバランスについて
詳しくお話したいと思います。

iDeCo運用方法の間違い

iDeCoは、
積立方式で掛け金を毎月拠出し、
60歳から65歳までの間に
給付の仕方を決めて給付を開始する
個人年金の方式をとります。

積立方式で掛け金を拠出するため、
一度拠出した掛け金が自分の決めた配分で
ファンドに投資されると、
あとは基準価格が上がっていくのを待つだけ・・・
と思っている人が恐らく実に多いと思われます。


喝~~~~!!


実は
iDeCoはそれでは
運用益は出ません
はっきり言って毎月の手数料分無駄にします!

iDeCoはほったらかしではダメなのです



その理由を明示します。

iDeCoで取り扱われている
商品の代表的なものの
基準価格の推移を見てみたいと思います。

代表的な株式ベンチマークの推移

まずは日本株です。
TOPIXをベンチマークとした
パッシブファンドの基準価格です。

楽天証券HPをキャプチャーして改変

TOPIXは東証一部上場企業
約2,000銘柄を含める指数ですが、
赤線が基準線で、
ここ5年での基準価格は
ほとんど上昇がありません


次は全米株式である
CRSP USトータル・マーケット・インデックスを
ベンチマークにするファンドの基準価格です。

楽天証券HPをキャプチャーして改変

つまりVTIということですが、
基準線の上下を
行ったり来たりしています


さらに、先進国株式です。
MSCIコクサイ・インデックスを
ベンチマークとするファンドです。

楽天証券HPをキャプチャーして改変

これも多少プラスになっていますが、
この前のコロナショックで
基準線を割り込むなど、
安泰かというとそうではありませんね


最後に、全世界株式
世界経済は緩やかに成長を続けている
と言われていますがどうでしょうか。

楽天証券HPをキャプチャーして改変

要はVTに投資するファンドですが、
全世界の株式だって
このパフォーマンスなのです


では債券はどうでしょう。

債券ベンチマークの推移

まずは、
国内債券のNOMURA-BPI総合を
ベンチマークとする
たわらノーロード国内債券です。

楽天証券HPをキャプチャーして改変

設定来からすると
プラス推移が続いていますが、
+2.5%水準から考えると
その近辺をさまよっています

次は先進国債券です。
ETSE世界国債インデックスを
ベンチマークとする
たわらノーロード先進国債券です。

楽天証券HPをキャプチャーして改変

残念ながら設定来で見ると、
ここ最近になってようやく
プラスに転じるようになっています
これもいつまで続くかはわかりません。


最後は新興国債券です。

楽天証券HPをキャプチャーして改変

これも
ゼロよりちょっと上付近を
さまよっています

右肩上がりが前提の投資はできない

ここまで7本の投資信託の
基準価格推移を見ていただきましたが、
7本6分野すべてで波はあるものの、
横ばいで推移しているということが
分かったかと思います。

少なくとも右肩上がりが期待できない以上、
現在のiDeCoのように、
掛け金を分配した時点であとは放置
構わないでしょうか?


損益分岐点を行ったり来たりの
波があったとしたら、

含み益もとに戻る含み損
もとに戻るendless

となるのは目に見えています。

少なくともここ5~10年では
右肩上がりに基準価格が上がることは
期待できないでしょう


買って放置でいいのは、
右肩上がりになることが前提の
投資方法なのです

かの有名なウォーレン・バフェットが
自身の奥様に、S&P 500を買えと言ったのは、
S&P 500が将来にわたって
右肩上がりになると予想したからにすぎません。

iDeCoの運用方法を変えねばならない

買って放置の右肩上がり戦略は
使えないことがわかりました。
ではどうすればいいか。

何か参考になるようなものはないでしょうか。

超大型機関投資家にならってみる

日本で超有名な
超巨大機関投資家はご存じでしょうか。
誰もが知ってるGPIF年金積立金管理運用独立行政法人)です。

いわゆる年金の運用をする独法です。

GPIFは毎年の運用目標を公言しています。
GPIFの運用目標および実績 GPIFのHP

GPIFの目標は「賃金上昇率+1.7%
つまり年金を維持するために
必要な分を確保する
というのが目標ですが、
18年度までの18年間で、
賃金上昇率+1.7%を達成しています。

バカみたい叩かれていますが、
実は非常に優秀な機関投資家なのです。

▶年金やGPIFについて詳しく知りたい場合は別記事を用意します。


そしてなにより、
個人でのiDeCo運用とGPIFの運用方針は
かなり似ているところがあるのです。

つまり、
超長期で少しずつ
しかし
確実に資産を増やしていく
ということです。

GPIFのやり方

GPIFは積極的に株や投資信託の
売り買いをしているわけではありません。
また、
アクティブファンドのように、
ハイリスクハイリターンな商品に
資金をつぎ込むわけにもいきません

ならばどうするか。
ローリスクローリターンの商品を
うまく入れ替えることで
利益を出しているのです。

そこで出てくる手法がリバランスなのです。

リバランスというのは、
「Re-balance」でバランスを
再調整するという意味です。

投資の世界におけるリバランスというのは、
自分のポートフォリオのゆがみを
矯正するという意味になります。


GPIFでは、
国内株式、国内債券、海外株式、海外債券の
4分野を均等に保有することになっています。

そして乖離許容幅も決められており、
その許容幅を超えた場合に
もとの構成比率に戻すことをしています。

これがリバランスです。

年金積立金の運用とは GPIFのHP


iDeCoの運用でしっかりと
運用益を出すためには
このリバランスが非常に重要
なってくると思います。

リバランスの原理

GPIFの運用通りに
国内株式、国内債券、海外株式、海外債券の
4分野に均等に投資したとしましょう。

額はそれぞれ10万円10,000口とします。

国内株式 10円 10,000口 100,000円
国内債券 10円 10,000口 100,000円
海外株式 10円 10,000口 100,000円
海外債券 10円 10,000口 100,000円  計40万円


仮に景気が良くなったと仮定しましょう。
すると通常株価は上がり、
債券価格は下がります。

国内株式12円、国内債券8円、
海外株式12円、海外債券8円になりました。

国内株式 12円 10,000口 120,000円
国内債券 8円   10,000口   80,000円
海外株式 12円 10,000口 120,000円
海外債券 8円   10,000口   80,000円  計40万円


ここで乖離率が40%になりますので、
リバランスが発動します。
12円の国内株式と海外株式を2万円分売り、
8円の国内債券と海外債券を2万円分買います。

するとこうなります。

国内株式 12円 8,333口 100,000円
国内債券 8円 12,500口 100,000円
海外株式 12円 8,333口 100,000円
海外債券 8円 12,500口 100,000円  計40万円

そこで、景気が少し悪化し、
株価も債券価格ももとの10円
戻ったところ

国内株式 10円 8,333口 83,330円
国内債券 10円 12,500口 125,000円
海外株式 10円 8,333口 83,330円
海外債券 10円 12,500口 125,000円  計41.66万円

こうなります。
すると、合計金額は・・・。

なんと41.66万円になっています。

ただ、
株価や債券価格はもとの10円で
右肩上がりにはなっていません

ここでも乖離率が40%近くに
なっていますから
再度リバランスが発動します。

国内債券と海外債券を2.085万円分売って、
国内株式と海外株式を2.085万円分買います。

国内株式 10円 10,415口 104,150円
国内債券 10円 10,415口 104,150円
海外株式 10円 10,415口 104,150円
海外債券 10円 10,415口 104,150円  計41.66万円


今度は逆に景気が悪化して株価が下がり債券価格が上がり
株価が8円、債券価格が11円になったとします。

国内株式 8円 10,415口  83,320円
国内債券 11円 10,415口 114,565円
海外株式 8円 10,415口  83,320円
海外債券 11円 10,415口 114,565円  計39.57万円

ここで
一旦もとの40万円を割り込みますが、
再度リバランスします。

国内株式 8円 12,367口 98,942円
国内債券 11円 8,995口 98,942円
海外株式 8円 12,367口 98,942円
海外債券 11円 8,995口 98,942円  計39.57万円

もとの価格に戻ると・・・

国内株式 10円 12,367口 123,670円
国内債券 10円 8,995口  89,950円
海外株式 10円 12,367口 123,670円
海外債券 10円 8,995口  89,950円  計42.72万円

合計427,240円となっています。
ここで再度リバランスすると・・・。

国内株式 10円 10,681口 106,810円
国内債券 10円 10,681口 106,810円
海外株式 10円 10,681口 106,810円
海外債券 10円 10,681口 106,810円  計42.72万円

このように値段はもとに戻りましたが、
4分野それぞれの口数が
681口増えていることが分かります。

そして、
合計金額も増えた状態になります

こうやって、
何度もリバランスをしていくことによって、
横ばいの株価債券価格でも
徐々に利益を積み重ねられるのです。

リバランス戦術の障壁

コストの問題

このリバランス戦術は
何度も繰り返していくうちに、
株価や債券価格が上がらなくても、
波さえあれば利益を
積み増せることが分かりました。

ただ、
ここには想定に入っていない要素があります。

それが
買付手数料信託財産留保額です。

売買のたびに手数料を取られていると
それだけリバランス時に
コストがかかってくるということになります。

上の計算では手数料を加味していません


GPIFは手数料を支払ってでもリバランスを行い、
何十兆もの利益を積み増しているのですが、
iDeCoには、買付手数料や信託財産留保額が
かからない商品が沢山あります

つまりiDeCoでは、
リバランスにコストがかからない
ということになるのです。

これはむしろGPIFよりも
いい条件で資産運用ができるということです。
なので、
iDeCoのリバランスにおいて
コストは問題になりません。


そのため、
次の要素のほうが重要になってきます。

気分的な問題

実は、
リバランスはとても気持ち悪く感じます

国内株式 12円 10,000口 120,000円 (+20,000)
国内債券 8円  10,000口  80,000円 (-20,000)
海外株式 12円 10,000口 120,000円 (+20,000)
海外債券 8円  10,000口  80,000円 (-20,000)

最初の値動きの後の表ですが、
ここでリバランスをするとなると、
利益の出ている株式を売って、
損失の出ている債券を買い増す
必要があるのです。

理屈ではわかっていますが、
損が出ているものを積み増すので、
いわゆるナンピン買いのような状況ですが、
それが非常に不安を煽るのです。

リバランスでは
これに耐えなければなりません

ただ、
一番最初の投資信託の基準価格の
グラフを見ていただいたら分かるように、
よっぽどのものでなければ
基準価格がゼロになるということはありません

右肩下がりになることもあまりないので、
なんとか気を確かにして
損失が出ているものを
買い増すことをしていただければと思います。

まとめ

以上がiDeCoで運用益を出す極意となります。
リバランスを効果的に行って、
少ない値上がり益の中でも
確実に利益を積み増して
将来に備えることとしましょう。

ご参考になりましたでしょうか。



※記事中に出てくる銘柄は
 三旬歩がオススメしているわけではありません。
 また、資産運用において、

 当記事のようなリバランスを行って
 損失を被った場合でも
 当サイトおよび管理人は一切の責任を負いません。
 くれぐれも自己責任でお願いいたします。

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